フェイシャルケアは、女性ならどなたも受けたいケアの一つです。
是非、お客様にとって最も感心のあるお顔を真心込めてケアさせていただきたいものです。
また、お顔は神経が集中しており感受性豊かで、心理的にも影響が大きいのです。中高年では皮膚が肥厚気味になることがありますが、 その後、年を重ねるとともに少しずつ皮膚の菲薄化が始まります。
肌の細胞が再生しづらくなっているからです。
生理的老化現象ですので、どなたにも乾燥、しわ、たるみが増えていきます。
乾燥由来の浅いしわ、真皮由来や筋層由来の深いシワも増え、当然下垂し、たるみも起こってきます。
　シニアの皆さまのお顔は年齢を重ね、社会を支えつづけた結果で勲章と同様尊いものです。
お顔はその方を語るシンボルです。
お顔の神経は敏感で様々な感覚を感じ取り、ケアに込められた施術者の心をも読み取ります。
お客様のお顔を尊敬と畏敬の念をもってケアさせていただきましょう。

※超高齢期のスキンケアは、感覚鈍麻をはじめ様々な疾患が関わります。
　次のケアセラピストのステップでしっかりと学習しましょう！

ビューティーケアセラピストのフェイスケアを行うには、スキンケア技術はもちろん、高齢者への接客・対応・技術が必要になります。
シニアになると起きる①( (4, ４, 生理的老化))罹りやすい疾患に目を向け ②( (2, ２, 安全))にケアをすすめましょう。
　まず、シニア世代の皮膚の特徴について確認しましょう。
シニアのお肌は③( (5, ５, 乾燥))や菲薄化が目立ちますし、もちろん ④( (1, １, しわ))・下垂・くすみが加速しています。
薄くなった⑤( (9, ９, 角質層))にいかに保湿するのかが大切です。

手技によるトリートメントは、どんなタッチが良いのか皮膚をよく見て考えましょう。
　シニアの皆様は年齢別に前期高齢者、後期高齢者、⑥( (10, １０, 超高齢者))とひとつのくくりではなく一応注意が必要です。

スキンケアの際、基本はベッドメイキングから始まり、お通し、ターバンの巻き方、ベッドのセット、クレンジング、洗顔、機器、 ⑦( (7, ７, トリートメント))、パック、お仕上げですが、シニアケアを行う際は、 ⑧( (8, ８, 腰痛))、膝痛、円背の方などへのポジションを勉強しましょう。
　詳細は実技の授業で行いますが、未経験の方は基本を学んでいただき繰り返しトレーニングを行いましょう。
（ギャッジベッドでのトリートメントはシニア検定の下巻やケアセラピスト・フットにて学習します。）
　特にお顔には感覚の⑨( (6, ６, 受容器))が多く、その刺激は脳に届くため、 ぎこちなさや接客の悪さ、また、手荒れなどで⑩( (3, ３, 不快感))を与えてしまう可能性もあり、 日ごろからトレーニングを積み、心地よい時間を過ごしていただくために自分自身をケアしましょう。
素敵なビューティーケアセラピストとして活躍していただくことを願っております。

• メイクを落とすクレンジングにはジェル、オイル、クリームなどさまざまなタイプがありますが、オイルクレンジングには、水に触れると ①( (7, ７, 乳化タイプ))が変わり、そのまま洗い流せるものもあります。
• エレクトロクレンジングは②( (8, ８, 直流))電流のプラスとマイナスの異なる極同士の引き合う性質を利用して皮膚の汚れを除去するものです。
  イオントフォレーゼは、化粧品のイオン化した ③( (5, ５, 美容成分))を電気の同極同士の反発力を利用して角質内に導入する方法といわれています。
  （オイル、クリームケアの前に行いましょう。）
  ※含まれている成分がどちらに帯電するかなどの詳細は販売会社に確認しましょう。
• 皮膚をパック料で密封することによって④( (9, ９, 皮膚温が上昇))し、 水分の蒸発を防ぐことで角質層を軟らかくして、美容成分を角質層に浸透しやすくします。
• クレイパックは、余分な⑤( (2, ２, 皮脂))吸着作用に優れています。
• 酵素洗顔は、たんぱく質分解酵素が⑥( (10, １０, 老化角質))を分解し、ターンオーバーを高めます。
• エステティックの施術は皮膚の⑦( (11, １１, 新陳代謝))を助け、高めるだけでなく、 ⑧( (6, ６, スキンタッチ))による深いリラクゼーション をあたえます。
• キメの粗い肌（肥厚した）にはタンパク分解酵素の使用や⑨( (4, ４, ブラシ洗顔))などのトリートメントが適しています。
• ホームケアアドバイスでは、乾燥肌：特に乾燥が進む冬は⑩( (12, １２, 保湿ケア用品))の使用をおすすめします。 混合肌：ＵゾーンとＴゾーンは⑪( (1, １, 別々のケア))を行います。
• 乾燥肌に関する化粧品の選択として、⑫( (13, １３, ヒアルロン酸))や ⑬( (3, ３, セラミド))など保湿効果に優れた商品を選びます。

※12.　13.　順不同

• ①( (3, ３, 前頭筋))
• ②( (5, ５, 皺眉筋))
• ③( (11, １１, 眼輪筋))
• ④( (8, ８, 大頬骨筋))
• ⑤( (10, １０, 口輪筋))
• ⑥( (7, ７, 口角下制筋))
• ⑦( (9, ９, 小頬骨筋))
• ⑧( (1, １, 鼻根筋))
• ⑨( (4, ４, 咬筋))
• ⑩( (2, ２, 広頚筋))
• ⑪( (6, ６, 側頭筋))

• リンパ管は①( (3, ３, 組織の末端))からスタートし、一定方向に走っています。
• リンパ管内には②( (1, １, リンパ液))が流れていて、 顔周辺にはリンパ節があり③( (2, ２, 病原微生物))を貪食、感作リンパ球の増産などをしています。
• パタートリートメント等は、リンパ液が鎖骨下リンパ節に流れるのを助けます。 そこでリンパ液は④( (5, ５, 大静脈))に合流し、 最終的に心臓の⑤( (4, ４, 右心房))に戻ります。

• ビューティーケアセラピストは 国家資格ではないので、「マッサージ」という言葉が使えない為、 ①( (8, ８, トリートメント, ケア, トリートメントorケア))と表現します。
• 来店時のお肌の状態は、観る、聴く、②( (3, ３, 触れる))を基に判断します。
• アフターカウンセリングにおいて、施術の結果やお客様の反応、 ③( (12, １２, 皮膚の状態))をデータとしてシートに残し、次回のトリートメントに活かします。
• スチームタオルの目的と効果は、皮膚に温度と④( (7, ７, 湿度))を与えて、柔軟性をもたらすことです。
• 顔の筋肉は表情筋と⑤( (2, ２, 咀嚼筋))の2種類に分類できます。
• フェイシャルトリートメントの基本手技で⑥( (9, ９, 揉撚, 揉捏))法は、筋肉まで作用するように揉む手技で、筋肉をほぐして柔軟にさせ、乳酸等の再利用を促進します。
• ハンドケアとトリートメント機器、⑦( (13, １３, 化粧品))をうまく組み合わせることによってハンドケアだけでは得られない効果が期待できます。
• ビューティーケアセラピストには知識や技術、そして⑧( (11, １１, ホスピタリティーマインド))が求められます。
• ブラシ洗顔で、ブラシは⑨( (14, １４, 老化角質))を取り除く目的で使用され、 顔の部位や肌の状態に合わせて、ブラシの種類や⑩( (4, ４, 使用時間と回転速度))を調節します。 (皮膚の薄い方は、不向きの場合があります)
• 吸引機器には、⑪( (1, １, サクション))と⑫( (10, １０, パタートリートメント))があり、前者は余分な皮脂の吸引、後者はリンパ液の流れの促進に使用します。
• エレクトロクレンジングでは、体内に⑬( (5, ５, 電気))が流れるので、ネックレスやピアスなどの貴金属は必ず外します。 また、体内に⑭( (6, ６, 金属))が入っている場合も、使用を避けます。