私達の生活には電気が欠かせません。
今の私達は日中でも室内では電気を使いますし、年中冷蔵庫は稼働しています。
電話も電子レンジも電気を利用し、携帯も充電しなければ使用出来ません。
人類は遠い昔、磁気の発見をしてから摩擦電気(静電気)、電池、電話、電灯、レントゲン、パソコン、インターネットと発見・発明、研究と開発を重ね現代文明を作り上げてきました。

では、電気の利用方法や基礎について確認しましょう。
電流は、マイナスの電気を持つ電子が、原子から出て①( (5, ５, 移動))する事で起こります。
電子はマイナスの性質を持ちプラスの方向に流れます。
この電気は、生活を豊かにしてくれます。
基本的な電気の仕事や役割は②( (10, １０, 発熱と光))、磁気作用、化学作用などです。
私たちが身近に感じるもので、静電気があります。
下敷で髪の毛をこすると髪が逆立つ現象や、乾燥した日にセーターを脱ぐとパチパチするのが静電気です。
実は雷も③( (3, ３, 静電気))で起こるものです。

では、電子はどこにあるのでしょうか？
もちろん物質の中ですが、その物質は色々な結合をしています。
その結合方法にはイオン結合(電解質)、④( (8, ８, 金属結合))、共有結合などがあります。
イオン結合したものの代表に塩があり、一定量水に溶け、NaとCIに分かれます。
金属は基本的に電気を流しやすいものですが中にはタングステンのように流しにくいものもあります。
また共有結合しているものの代表にはダイアモンドなどがあり、これは電流を流しません。
この様に物質によっても電流の流れる流れないという違いがあります。
私たち人間の体内の水分は電解水なので電気が流れる伝導体です。
そこで電気を扱う際は安全の為、⑤( (7, ７, 濡れた手))で触らない、器具の破損を防ぐ為プラグをしっかり持ってコンセントの破損に気を付け、コンセントが過電流になって熱をもたない様にタコ足配線などを避ける、などの注意が必要です。

では、よく使用している乾電池を見ていきます。
乾電池は亜鉛と炭素や酸化マンガンなどを利用して電子を作り、動かして電流を作り出すものです。
乾電池には使用する材料や形で、マンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウム乾電池などがあります。
それぞれの使い方や捨て方、また小さなリチウム電池などは子供が口に入れないように注意する必要があります。
直流電流は、乾電池やバッテリーのように電圧が一定で、電流が⑥( (9, ９, 一方))方向に流れるものを言います。
まさに懐中電灯はこのタイプと言えるでしょう。

次に交流電流について見ていきましょう。
電流の方向や電圧が周期的に変わるものを交流電流といいます。
交流電流は、電圧を変えやすいという特徴があり家庭にはこの電流が配給されています。
一つの山と谷とのカーブを1㎐(周波)と数えます。
日本には50㎐と60㎐の交流電流を作り出す発電所があります。
家庭や職場を明るくし、様々な機械を動かす原動力です。

また、人体に電気が流れると⑦( (4, ４, 1mA, １mA))でピリピリと刺激を感じます。
更に10mAになると筋肉が麻痺し、50mAでは痛みが酷く気絶します。
100mAで心室細動が起こります。体が濡れていたり傷口があれば、更に電流が流れやすいので気を付けなければなりません。
日本の家庭のコンセントには100V、15A、60㎐または⑧( (2, ２, 50㎐, ５０㎐))の交流電流が基本的に送電されてきています。
電気機器使用の際は、漏電に気を付け⑨( (1, １, アース))やヒューズを必ず設置してから使用しましょう。

小学校で習ったオームの法則を思い出してみましょう。
オームの法則とは、回路に流れる電流の大きさは電圧に比例し抵抗に反比例するというものです。
最近では、一方方向のみに電流を流す性質のある半導体素子を利用して交流を直流に変えたり、電流が流れると光る性質を利用した、発光ダイオード＝LEDが開発されています。
可視光ダイオードは、低電圧で機能し⑩( (6, ６, 高輝度))で寿命が長い利点があり、ディスプレイや通信、信号などに使用されています。

次に高周波を見てみましょう。高周波を簡単に表現すると電子が、電線を飛び出して流れるものと考えて良いでしょう。
ラジオ、テレビ、電話、①( (3, ３, 電子レンジ))など、高周波の恩恵にあずかっているものが私達の周りには沢山あります。
スキンケアでは体内を②( (6, ６, 加温))したり、代謝を高める事などに使用されています。
電気も音や光のように、波の様に伝わりますが1秒間に③( (9, ９, 30,000㎐, ３０,０００㎐))を超えて流れてくるものを高周波と呼んでいます。
私達の使用している電子レンジは24.5G㎐です。
レンジ機器から高周波が飛び出し、食べ物の中の④( (1, １, 水分))を揺り動かして熱を発生させます。
ここで光についても見てみましょう。
光は電磁波の仲間ですが、赤外線・⑤( (10, １０, 可視))光線・紫外線・Ｘ線・宇宙線へとなるにつれ、周波数が⑥( (2, ２, 上))がってきます

私達の体に赤外線は暖かく、可視光線は目で⑦( (7, ７, 捉える))事ができ、私達に物や⑧( (8, ８, 色))を見せてくれます。
紫外線は目で捉える事が出来ませんが、紫外線が肌に当たるとシミ・シワのような⑨( (4, ４, フォトエイジング))を起こし、大量に浴びた場合は皮膚癌などを招く恐れもあります。
しかし私達はその紫外線を殺菌、⑩( (5, ５, 消毒))などに使用し、布団などを干したり、あるいは紫外線を使った消毒器などを利用しています。
その光の周波数を一つの束にしたものがレーザーです。
レーザーは直進性を持ち、特定の色に反応します。 そして熱エネルギーに変換されます。
レーザーは医療において脱毛やシミ取り、あるいは医療用のメスなどに使用されています。
エステティック等で使われている脱毛の機械は、レーザーではなくホワイトライトと言われています。
主に可視光線の部分を集め、黒い毛の毛母に取集させて、毛母細胞等を弱体化させるなどをしています。
これは虫眼鏡で黒いものを焦がす行為と似ています。 レーザーとホワイトライトの違いを確認しましょう。

※最近では太陽光をエネルギーに変換する、太陽光発電も進んでいます。

次に音波ですが、音も波で伝わります。 人間の耳では、20㎐～20,000㎐の音波を聞き分ける事が出来ます。
この上の周波数の事を超音波と言い、コウモリやイルカは超音波領域で会話をしていると言われています。
私達はこの超音波を使い魚群を探知する魚群探知機を作ったり、あるいはスキンケアでは美顔器や、医療ではエコーなどを開発し利用しています。

レントゲンが物を通過する際、物質で反応が違う事を利用し診断に利用しています。
骨は白く映り、空気は①( (4, ４, 黒く))、脂肪や筋肉は中間に映ります。
②( (6, ６, 妊婦))さんには注意が必要です。

放射線を撮影して画像を③( (1, １, コンピューター))処理する方法で診断に使用されています。
脳・肺・腹部などに適しています。
(妊婦さんには注意が必要です)

超音波は動いているものも観察出来ます。
④( (10, １０, 個体))によく伝わり、次に液体、気体には伝わりにくい性質を持ちます。
おなかの中の⑤( (2, ２, 赤ちゃん))の映像は、よくご覧になった事があると思います。
他にも⑥( (9, ９, 超音波))洗浄や、魚群探知機にも利用されています。

ＭＲＩは磁気共鳴を利用して物質によって違う周波数の違いを画像化するものです。
体内の水分、脂肪の在り方等から、⑦( (5, ５, 癌))などの組織を確認します。
人体に大きな影響がなく、脳の撮影には有効で、ＣＴ同様に断面図、横断図を撮ることが可能です。
⑧( (8, ８, ペースメーカー))内蔵された人、あるいは体内に人工関節など⑨( (3, ３, 金属類))が入っている場合は使用出来ません。

また最近では放射線による癌治療に加え、重粒子線や陽子線での治療も始まっています。
これらは電子より重い粒子の総称で、炭素・ネオン・シリコン・アルゴンなどのイオンが超高速で飛んでいる状態です。
放射線が身体の表面で強く反応し、かつ癌細胞以外にも影響を与えるのに比べ、粒子線はエネルギー量を調整することで

狙ったところだけを破壊し、⑩( (7, ７, 周りに影響))を与えにくいものです。
これら先進医療機は巨大な装置を必要としたり、まだまだ高額ではありますが、今後私たちの延命に大きな貢献をしてくれると期待できます。

さて、シニア世代に目を向けると感覚の鈍麻から始まる電気毛布による①( (4, ４, 低温火傷))や、認知症によるガスの切り忘れなどの火災が発生し始めます。
リスク発生を予見して見守りを強化する必要が、今後の社会には発生してきます。
また職場でも②( (2, ２, 若年性アルツハイマー))などを発症される方もいるかもしれませんし、定年退職への期間が65歳から70歳へと伸びています。
みんなでリスクを予想し回避策を考えましょう。
ご家庭ではシニア世代の③( (1, １, IH, ＩＨ))(電磁調理器)の利用促進の後押しをしたいものですし、④( (5, ５, ガス警報器の設置))、消化器の設置、避難経路の確認も大切です。

もちろん電気毛布、こたつ、電気ストーブの使用に気を配り、⑤( (3, ３, スキンケア))等の最中もシニア世代は感覚の鈍麻があり、ご本人が気が付かれた時には低温火傷等が進行しているかも知れないと気を引き締めて、ケアさせていただきましょう。