この度は、日本ケアセラピスト協会の「ビューティーケアセラピスト」コースを受講していただき、誠にありがとうございます。 まずはビューティーケアセラピスト、またケアセラピストについてご説明させていただきます。

ケアセラピストはご存知のようにＨ24年より「医療と①( (4, ４, 介護))の周辺産業」として多くの方に 高齢者について学んでいただき、その乾燥ケア、浮腫のケア、巻き爪の予防を行ってきました。
その中で私共は、名古屋大学医学部と名古屋市医師会の倫理委員会を経て、 高齢者の下肢の②( (9, ９, 浮腫))に対するパイロット試験を行いました。
高齢者の浮腫と関わる中で、ご高齢者の、特に施設にいらっしゃる皆様には ③( (5, ５, 医師との連携))を行い、安全にケアをする必要性を切に感じました。

そしてＨ28年に厚生労働省、経済産業省の両省庁より、グレーゾーン解消制度に回答をいただきました。

ケアセラピストをしっかり学び・ケア活動を表明し・保険加入などによってお客様、利用者様の安全を確保し、 できれば医師の皆様にその方のケアに関する④( (2, ２, 助言書))をいただくことで、 より安心安全なケアを提供させていただけば、医師法に抵触しないとの回答をいただきました。 この際の回答は、
ハンド（乾燥）・フット（浮腫）・巻き爪の予防 に対するケア
にいただきました。

時代が急速に変化し、2025年には国民の3人に一人が⑤( (1, １, 65歳以上, ６５歳以上)) になり、女性の半数が50歳越え、団塊の世代が⑥( (8, ８, 75歳, ７５歳)) を迎え、反対に40歳代の働き手は減り、更に少子化に拍車がかかる中で、日本は一時的とはいえ ⑦( (10, １０, 高齢者大国))となります。
すると介護保険や⑧( (6, ６, 医療費))など、高齢者の絶対数が増える事で 財政がひっ迫します。
そこで様々な⑨( (3, ３, 痛み分け))が必要になります。
介護保険の利用もある程度制限されてくるでしょう。
在宅介護が求められ、地域での支え合い、「 共助・公助・互助 」が大切 になります。
また、自分自身で予防的に生き、自分自身を守る ⑩( (7, ７, 自助の概念))も大切になります。

時代とともにケアセラピストの活躍の場も、介護施設から①( (8, ８, ご自宅))や地域コニュミティーにも求められ始めました。
今は施設を訪問してヘアカット等を行う②( (3, ３, 訪問美容))も必要不可欠なものになってきました。
これからスキンケアも訪問や、お元気なシニア層の皆様への③( (4, ４, 来店))型のニーズが増えることでしょう。
私たちが行うケアが、ますます増えるご高齢者に安全に提供できるよう、少しずつグレーゾーン解消制度を活用できるケアが増えることを願ってやみません。
これからは、一億総活躍社会、アクティブシニアもお仕事をされる日本社会です。
シニアに対する知識無しではフェイスケア・④( (10, １０, ヘッドケア))・ボディケアも、ままなりません。
しっかりと学習を深めましょう。
また、厚生労働省は労働者に対して⑤( (5, ５, ストレスチェック))制度を開始しました。
ストレスによっては心身に様々な問題が生じるからです。
このストレス緩和には、ご自分の好きな事をして楽しむ、運動をする、⑥( (1, １, リラックス))する、 スキンケアを受ける、など様々な方法が考えられます。
触れ合うことは、人間にとって大切な⑦( (6, ６, 心のよりどころ))となるでしょう。

私たちケアセラピストは、心と体の予防ケアを目指し⑧( (9, ９, 世代や原因))を超えてこれからの日本に必要な予防をテーマにしたスキンケア等を目指したいと思います。
2025年に700万人を超えるといわれている⑨( (7, ７, 認知症))患者の皆様にも、スキンタッチの有用性が認められつつあります。
特にこの「ビューティーケアセラピスト」の役割は、⑩( (2, ２, 来店型高齢者等))の皆様にその技術と知識を生かし予防的スキンケア、 予防的ストレス緩和ケアを行い、日本の皆様の健康に寄与するものです。

• ビューティーケアセラピストは、美容産業や健康産業の学習を終えた方々、またこれから始められる方に①( (2, ２, 来店型シニア))の皆様に予防的なケアを行うことを目的としています。
  
• ビューティーケアセラピストは②( (4, ４, シニアの特性))について所定の学習を必要としています。（医学・介護系国家資格保持者は必要なし）
  

• スキンケアの技術経験のない方にはシニアケアについて③( (5, ５, 移動移乗))の際のフォローの仕方・お手伝いの仕方・お声のかけ方などとともに、実技の学習もしていただきます。
  
• ビューティーケアセラピストは基本的に、元気なお客様をケアさせていただき、拘縮・麻痺・④( (1, １, 言語障害))・認知機能障害のない方の来店型ケアを目指します。
  
• ケアセラピストは本来⑤( (3, ３, 予防に寄与する))職業です。
  お客様の将来、近未来のお役にたてるよう心を支え、様々なホームケアアドバイスをさせていただきましょう。