ビューティーケアセラピストのボディケアを行うにはフェイスケア理論と同様、基本と、細やかなご高齢者への対応が必要です。
ケアを始める前にバイタルチェックや既往歴の確認を行いましょう。
特にボディケアにおいては、シャワー等の際のヒートショックや失神、ボディケアによる皮下出血や圧迫による骨折など、注意深くケアしましょう。

ビューティーケアセラピストのボディでは、人体のしくみ、筋肉やリンパ節の名称と位置、体格指数= ①( (8, ８, ＢＭＩ))や標準体重の計算方法、肌質の分析、接触性感染症の知識、 また機器の使用方法、手技のテクニックなどを学び、確認する必要があります。
エステティックサロンでのダイエットの場合、強擦法や②( (3, ３, 揉撚法, 揉捏法))を用いることが多いですが、 ケアセラピストの場合はリラクゼーション目的が多いと思いますが、ご高齢者の菲薄化している皮膚には ③( (9, ９, 軽擦法))を用いることが多くなります。
そして、ご高齢者の体力や変形の問題もあるため④( (2, ２, ポジション))の対応も考える必要があります。
手技は⑤( (7, ７, 密着))し、連続性があり、リズミカルに行うなど、繰り返しトレーニングが必要です。
肌分析では、過脂肪、セルライト、ストレッチマ―ク、色素沈着、禁忌である⑥( (10, １０, 接触性感染症))などを確認します。
その後に目的に合った粧剤(化粧品)を選びます。
特にご高齢者の⑦( (4, ４, 浮腫))には心不全や腎不全などの病気が潜んでいる可能性があるため、 医師の診察後トリートメントを受けても問題がないと判断を受けてからケアさせていただきましょう。
そしてご高齢者への粧剤にオイルを選んだ場合、 ⑧( (1, １, アロマオイル))の濃度に気を配る必要がありますし、足底に残ると転倒の危険性があるため、きちんと拭き取りを行いましょう。
ボディトリートメントを行うお部屋の環境も考える必要があり、⑨( (6, ６, プライバシーが保たれた環境))で、メニューに合った音楽や芳香などを使用します。
そして何より施術者の姿勢が重要です。
トリートメントの際、腰を悪くしないように膝を曲げて体勢を⑩( (5, ５, 低く))して行う、 体重移動をするなど日頃から体を鍛える努力が大切です。

• ボディケアには、リラクゼーションやディスコメーション（老化角質除去）美肌ケア・ ①( (6, ６, 痩身ケア))などの手技がある。
• トリートメントは基本的に求心性に行い、②( (4, ４, 静脈血))、リンパ液が心臓に戻る手助けをする。
• 基本的に電気機器を使用する場合は、皮脂やオイルが皮膚上について ③( (10, １０, いない))状態の方が通電しやすい。
• お客様からいただいた情報は ④( (9, ９, 個人情報保護法))に則り漏洩のないよう取り扱う。
• 水虫をはじめとする感染症と ⑤( (5, ５, 疑われる))ものは、ケアをせず受診を促す。
• トリートメントの際は ⑥( (8, ８, 密着))、強弱、リズムに気をつける。
• トリートメントの際、施術者の手荒れや ⑦( (7, ７, 冷たい手))で肌に触れないよう、日頃から気を配る。
• トリートメントの際、ケアの部分以外は ⑧( (3, ３, タオルケット等))で覆いプライバシーを保護し、身体が冷えないよう配慮する。
• 痩身ケアの際は、トリートメントとともに、食事・運動の ⑨( (2, ２, ホームケア))をアドバイスする。
• 採寸の際はメジャーを床と ⑩( (1, １, 水平))にして採寸し、体脂肪や筋量、ＢＭＩ、運動、 食事の内容等も記録しておく。

※メタボリックシンドローム健診の際は臍の上を基準としている。

腹囲長・ＢＭＩ・血糖値・血圧・血清脂質・カロリー計算・適正体重・運動量など、総合的な学習はケアセラピストのプリヴェンションで行います。

• シニア世代には、指の関節や腰椎の①( (5, ５, 変形))起き始めているため、視覚で確認する。
• 年齢を重ねると腸の動きが鈍くなり、腹圧がかけられず②( (9, ９, 排便))がスムーズにできなくなる。 腹部トリートメントの際は大腸の流れに沿って「の」の字を書くようにケアする。
• ベッドにあがっていただく前に、トイレ誘導や③( (10, １０, 水分補給))、 　ベッドの温度、身体の変形に対応するクッションの用意等を行う。
• ヒートショックを起こさないよう、着替えの際には④( (6, ６, 室温))の確認をする。
• シニア世代の吸引ケア等は、皮膚の⑤( (8, ８, 緊張度))が低いため、吸引のし過ぎに気をつける。
• 関節に対する⑥( (4, ４, 運動法))も年齢に考慮し行う。
• 強い⑦( (3, ３, 圧迫法))は骨折につながりやすいので気をつける。
• 腰、首、膝等、ご本人の自覚のないところにも気を配り、タオルや⑧( (2, ２, クッション))でカバーし、痛み等がないかよく確認する。
• 血管においては、動脈硬化が進み⑨( (7, ７, 内出血))しやすいのでトリートメントの強さに十分注意する。
• 表皮、真皮層の緊張度が減少しているご高齢者のケアでは、トリートメント中に皮膚が⑩( (1, １, 裂けない))よう、よく観察し注意する。
  ※日本シニア検定テキストP72参照

超高齢期のケアはケアセラピストで学習します。
血栓や円背、浮腫などに注意しましょう。